歯の豆知識を紹介しております。
「フッ素」は、自然界に存在するもので、土の中・海の水・川の水・植物・動物などに含まれています。
(もちろん、私達の身体にも含まれています。)
「フッ素」が、歯のエナメル質と結合する(くっつく)と、歯質が強化されて、虫歯菌が作り出す酸に対して
溶けにくい歯になります。
「フッ素」は、唾液に含まれるミネラル分を、歯に自らの健康を維持する力(再石灰化)を高め、
歯を溶かす酸に負けない強い歯にしていきます。 特に生えたばかりの永久歯は弱い(柔らかい)ので、
積極的にフッ素を、取り入れて虫歯予防をしていきましょう。
「フッ素」と呼んでますが、私達の普段の生活では、「フッ化物」として製品になっています。
「フッ化物」の利用法は、「家庭で利用する方法」と「歯科医院で利用する方法」があります。
※家庭で利用する方法※
・フッ化物配合歯磨剤(歯磨き粉)→※市販でも購入出来ます。
・フッ化物洗口液(うがい液)→※歯科医院で購入し、歯科医の指示で使います。
(小児の歯磨き粉は、濃度の薄いフッ化物が配合されています。
仕上げ磨きの後、うがいできずに飲み込んでしまっても人体に害はありません。
ただし、幼い時期は、何でも口にしてしまう危険があるので、歯磨き粉の保管方法は、十分に注意しましょう)
※歯科医院で利用する方法※
・フッ化物歯面塗布方法→歯科医院で、クリーニング後きれいになったお口の中に、フッ素を塗る方法です。
(家庭用の約10倍以上の濃度のフッ素を使用致します。)
※ただし、一度塗れば永久的に効果が続くということではありません。
歯質も新陳代謝をするので、期間をあけて継続的にフッ素を歯に塗る事で、予防効果があります。
ちなみに、おくだ歯科では、2ヵ月に一度の定期検診(お子様)で、お口の中のチェックとフッ素塗布を行っています。
歯とお口の健康は、規則正しい生活や、食習慣、正しい歯磨きにより健康を増進、維持いたします。
健康な歯を守る為に、ぜひ、定期検診をお勧めいたします。
医療法人ALES おくだ歯科 TEL0574-42-8133
診療受付時間
平日 午前9:00~12:00 午後14:30~19:00 土曜日 午前9:00~12:00 午後13:30~17:00
執筆 歯科医師 板津李奈 https://okuda-shika.jp/staff.html