歯の根の治療(根管治療)をする時は、
主に
歯髄炎と根尖性歯周炎の2つの場合があります。
歯の根を治療する必要性が出てくる理由として下記の内容が挙げられます。
「薬の充填が根の先端まで充分に行き届いていない」→「隙間に細菌が進入」→「抵抗力が落ちると炎症が起こる」
なぜ、バイ菌や細菌が溜まるのかというと、歯の中には神経があり虫歯が神経に到達していた場合、神経を取り除き、その後お薬が先端まで入っていないとその隙間にバイ菌や細菌が溜まっていきます。治療後すぐには、抵抗力で抑えているので、痛みなどは現れないことが多いですが、加齢や病気になることにより抵抗力が落ちてくると段々とこのばい菌や細菌が大きくなり、炎症を起こすことになります。
では、「なぜ、薬が歯の根っこの先まで詰っていないか?」ということになりますが、歯の根の治療が非常に難しい治療のため、根っこの先まで詰っていないケースが多いためです。
どれほど難しい治療かを説明致しますと、目をつぶって針に糸を通すようなもので、目の見えないところの0.1ミリや0.2ミリのことを追求していかなければならない非常に難しい治療なのです。
根管治療をするにあたって、上記の症例のように、歯の根の先まで、しっかりと薬を入れれる技術を持ち合わせていなければなりません。
可児市の歯科医院(歯医者)おくだ歯科では、歯の根の先まで薬を入れれる技術を持ち合わせておりますので、歯の根のことについてお悩みの方は、是非、多治見市からも近いおくだ歯科へご来院下さい。
歯の根の治療(根管治療)をする時は、主に2つの場合があります。
虫歯を放っておくと、虫歯は深くまで進んで神経(歯髄)に達して、歯が凍みたり痛んだりします。
これを歯髄炎といいます。歯髄が細菌に感染してしまったということです。
虫歯や打撲などによって神経が死んでしまった時や、根の治療を途中のまま期間がたってしまった時や以前に神経を取っている歯が何らかの原因で感染を起こした時に根の先端(根尖)に膿が溜まってきます。このまま放置すると、だんだん痛くなってきます。
治療の後で歯が浮いたり、強く噛むと痛みが出ることが時々ありますが、ほとんどの場合3日~1週間で自然に治ります。
できるだけ歯を抜かない治療をすすめておりますが、そうなる前に定期的な検診を受ける習慣をつけましよう。
可児市の歯科医院(歯医者)おくだ歯科では、ラバーダムを使った治療を行っております。ラバーダムは、治療中に根管内に細菌が進入するのを防ぐために非常に重要です。
ラバーダムラバーダムをすることによって、他の歯への影響を防ぎ、唾液などからも濡れないようすることができ、削ったりしたときの歯の破片などが口の中に入り込んで間違って飲み込まないようにもすることができます。
また、根管治療の際に使用する薬液から粘膜を保護したり、リーマー、ファイルの誤飲・誤嚥防止にも役立ちます。
ラバーダムは、本来大学でも使用するべきだと教わっているはずなのですが、省略する医院が大多数を占めており、現在日本の歯科医院では、あまり使用されておりません。考えられる理由として、日本の根管治療の保険点数はアメリカの約7分の1と非常に低く、普通に治療を行えばほぼ間違いなく赤字になるためだと思われます。
しかし、可児市の歯科医院(歯医者)おくだ歯科では、患者様へしっかりとした治療を提供できるようにラバーダムを使用しておりますので、安心してご来院下さい。
虫歯が神経まで達するくらい大きいです。
神経の治療をしていっていますが、裸眼では第4根管を見つけられません。
拡大鏡を覗き込むことにより裸眼では見えない第四根管を治療できました。
【治療終了後のレントゲン写真】
写真左の角度では3根管に見えますが、角度をずらして撮影すると手前の根にもう一本あることがわかります。
治療前のレントゲン写真です。
根の先が膿んでいます。
根の治療途中。
長い土台がまだ残っています。
土台の横にバイパスを作って治療していきます。
長い土台を除去できました。