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歯の豆知識

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小児矯正の大切さ

「矯正?永久歯が全部生えてからでも間に合うでしょ」

 

このように考えている方はいらっしゃいませんでしょうか?実は、上の言葉には大きな間違いが含まれています。歯列矯正は成人後でも勿論できます。しかし、子供のうちに行う小児矯正には“その時期”にしかできない大切なポイントがあるのです。

 

今回は「小児矯正の大切さ」についてお話をさせていただきます。

 

■小児矯正とは

 

6歳~15歳頃までの子供が対象

 

小児矯正とは、主に6歳~15歳頃までの子供の時期に行う矯正治療を指します。小児矯正は子供の成長に合わせ、以下の2つの段階に分けて治療を進めていきます。

 

・第Ⅰ期治療(6歳~12歳頃まで)

・第Ⅱ期治療(12歳~15歳頃まで)

 

第Ⅰ期治療ではあごの骨が正しい形に成長するよう導き、歯が綺麗に並ぶスペースを作る治療を主に行います。(歯の乱れ方が大きい場合は第Ⅰ期治療で歯並びを整えることもあります)第Ⅱ期治療ではワイヤーやマウスピースなどを使い、歯並びを整えていきます。

 

◎歯が綺麗に並ぶためには「あごの骨の正しい成長」が必要

 

日本人はあごが小さい人が多く、最近ではあご無しのアデノイド顔貌(口ゴボ)の方も増えてきました。あごが小さいと歯がきちんと並ぶスペースが足りなくなり、乱ぐい歯(ガチャガチャ歯、叢生)の原因になることもあります。

 

あごが小さい場合にはできるだけ早い段階(6歳頃から)の治療が効果的です。6歳頃から始める第Ⅰ期治療では専用の器具を使い、あごの骨の成長を正しい方向に導く治療を進めていきます。子供のうちに骨格矯正を行い、あごの骨格が正しく成長することで歯が綺麗に並ぶスペースを確保できます。

 

◎あごの骨がやわらかいと矯正しやすい

 

小児矯正ではお子様の歯やあごの成長に合わせて治療を進めていきます。特に重要なのが6歳頃から12歳頃までに行う第Ⅰ期治療です。この時期はあごの骨がやわらかく、骨格を矯正しやすいというメリットがあります。

 

◎成長を利用して矯正

 

子供、特に6歳~12歳頃までの時期は歯やあごの骨が完全にできあがっておらず、未発達の状態です。6歳~12歳という年齢は矯正治療において非常に重要な時期と言えます。人生の中で「もっともあごの骨を矯正しやすい時期」、それが6歳~12歳という年齢なのです。

 

小児矯正の第Ⅰ期治療では子供の成長に合わせ、あごの骨の正しい形成(形作り)を進めていきます。第Ⅰ期治療は「将来の歯並びのための土台づくり」の期間と言えます。あごの骨が正しい形に成長するよう導き、歯が綺麗に並ぶスペースを作るのが第Ⅰ期治療の目的です。

 

◎小児矯正は子供のときにしかできない

 

大人になってからも歯並びを治すことは可能です。しかし、大人になって行う成人矯正と小児矯正には大きな違いがあります。それは「小児矯正は子供のときにしかできない」という点です。

 

小児矯正の第Ⅰ期治療ではあごの骨を正しい骨格に導く治療を主に行います。これはこの時期(6歳~12歳頃)の子供の骨がやわらかく、未発達であるからこその治療です。骨が形成された大人になってからあごの骨格を変えようとしても、骨切りなどの外科手術や特定の薬品(成長ホルモンの投与など)以外ではあごの形そのものを変えることは困難です。

 

■あごの骨の形成不全や歯並びの乱れが起きる理由

 

◎お子様の舌グセや猫背、口呼吸には要注意

 

あごの骨がしっかり成長しなかったり、歯並びの乱れが起きる理由にはさまざまな原因があります。生まれつき(先天的・遺伝的)の要素や抜歯・事故が原因の場合もあれば、子供のときのクセが原因であごの形成不全や歯並びの乱れが起きることもあります。

 

赤ちゃんのときからの指しゃぶりのクセや舌で前歯を内側から押すクセなど、悪いクセ(悪癖)が原因で出っ歯や受け口になることがあります。また、口呼吸も歯並びの乱れをひきおこす原因になります。

 

口呼吸になると常に口が開き、唇や舌がだらんと脱力した状態になります。すると、前歯を押さえつける力が失われてしまい、出っ歯や受け口、口ゴボ(上下顎前突)など歯並びの乱れやあごの骨の形成不全をひきおこすことがあります。また、口呼吸になると、気道が塞がり、顎が前に出て背中が丸まり猫背になります。お子さまの舌グセや猫背、口呼吸には注意が必要です。

 

とは言うものの、子供にはいくら「やめなさい」と叱っても一度習慣づいた悪いクセはなかなか直せないものです。そもそもクセというのは無意識に行うことも多く、それが子供のクセならなおさら自分の意思では改善できません。

 

お子様に悪いクセ(指しゃぶり、舌グセなど)がある場合はご両親が叱りつけるよりも、小児矯正によるアプローチが効果を期待できます。

 

小児矯正の第Ⅰ期治療ではあごの骨の正しい形成をうながす治療を行うほか、お子様の悪いクセがある場合にはMFTのトレーニングをします。

 

■小児矯正のメリット

 

〇身体能力の向上を期待できる

 

あごの骨や噛み合わせを矯正することで舌の位置やあごの位置が正しい方向に戻り、舌を動かす力や呼吸する力(鼻で呼吸できる力)の正常化につながります。また、噛み合わせが改善されることで背骨をふくめた身体全体のバランス(姿勢)が良くなり、身体能力の向上も期待できます。

 

〇発音が良くなる

 

あごの骨や歯並びが正しい位置になり、舌の正しい位置を覚える事により、発音の改善につながります。(はっきりと発声できるようになる)

 

〇骨格が矯正されるため大人になってからも治療がしやすい

 

小児矯正の第Ⅰ期治療ではあごの骨(骨格)が正しく成長するように導く治療を行います。あごの骨格がきちんと形成されていれば、大人になってあごや歯並びのトラブルが起きた場合でも大がかりな治療(外科手術による骨切りなど)を行うリスクが低くなります。

 

〇笑顔に自信をもてる

 

あごが小さかったり歯並びが悪いと見た目の問題によるコンプレックスを抱いてしまうことがあります。小児矯正であごの骨格や歯並びを治すことでコンプレックスがなくなり、人前でも自信をもって笑えるようになります。

 

【矯正治療は大切なお子様へのプレゼント】

 

咀嚼(そしゃく)機能や呼吸機能の改善、見た目に自信がもてる、健康面の改善、身体のバランスの改善など、子供のうちに行う小児矯正は大人になってからもさまざまなメリットがあります。

 

矯正治療はお子様が自信をもって生き生きと人生を歩むためのプレゼント

 

当院では小児矯正をこのように考えています。

 

矯正には治療開始時に多少の痛みを感じるなど、デメリットも存在します。しかし、デメリットを考慮しても、将来、成長したお子様が「あのとき、おくだ歯科で矯正をして本当に良かった」と言ってくだされば、その言葉が当院にとって最高の幸せです。

 

当院ではお子様一人ひとりの将来を考え、ご家族と一緒に歯の健康をお守りいたします。お子様の歯並びでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

歯科医師 奥田幸祐

 

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