歯の豆知識を紹介しております。
こんにちは。歯科衛生士の早川です。
今回はこどもさんの虫歯についてのお話です。
虫歯になりやすい”こどもの歯”。特に第一大臼歯(六歳臼歯)は
歯の溝が深く未成熟なため、生え始めから完全に生えても
1~3年までは虫歯の発生率が高いことが知られています。
生え始めの第一大臼歯は、通常完全に萌出が完了した歯に比べて
歯を咀嚼する事でおこる摩擦が行われず、
歯科医院でのPMTC(専用の器具を使って歯をキレイにクリーニングする事)
を行った48時間後に、完全に萌出した歯とのプラークの蓄積量が
約4倍も違うことがわかっています。
第一大臼歯は完全萌出してかみ合うまでが一番リスクの高い時期です。
生え始めから14か月~18か月は、特に注意が必要です。
顔を出してから1年半は、きちんと仕上げ磨きを続けていきましょう。
完全萌出し、隣の歯と接するようになったら、フロス(糸ようじ)も忘れずに。
歯科医院でのフッ素塗布、PMTCと合わせて、おうちでも
徹底的にケアしていきたいですね!