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歯の豆知識

歯の豆知識を紹介しております。

虫歯はなぜできるの?

 

「甘い物は歯に良くない」

 

よく聞く言葉です。

では、なぜ甘い物は歯に良くないのでしょうか?

 

今回は「食べ物の糖分が歯におよぼす影響」、および「虫歯のしくみ」についてお話しします。

 

■虫歯とは

 

虫歯とは、お口の中の細菌(主にミュータンス菌など)が出す酸によって歯が溶けてしまう病気です。

 

[虫歯をひきおこす3つの原因]

 

1.細菌(主にミュータンス菌など)

2.糖(砂糖や果糖、ご飯・パン・麺類などの炭水化物)

3.歯質(歯の丈夫さ)

 

◎細菌は糖が大好き

 

細菌は食べ物にふくまれる糖(特に砂糖や果糖)をエネルギー源にして活動し、代謝物として酸を出ます。その酸が歯を溶かしてしまうのです。

 

砂糖たっぷりの甘いお菓子や清涼飲料水は細菌の大好物であり、ミュータンス菌などの虫歯の原因菌を活発化させます。(糖を食べた細菌が元気になる=虫歯ができやすくなる)

 

◎ご飯やパンなどの食べカスも細菌のえさになる

 

砂糖だけではなく、ご飯やパン、麺類などの炭水化物の食べカスも虫歯の原因になります。

 

炭水化物を食べると、炭水化物にふくまれるでんぷんの食べカスが歯に付着します。歯についた食べカスを放置しているとでんぷんがマルトースやグルコースなどの糖に変わり、細菌のえさになります。砂糖ほど強くはないですが、でんぷんも虫歯の原因になるため注意が必要です。

 

◎歯垢(プラーク)について

 

糖によって活発化した細菌はグルカンというネバネバした物質をだし、歯に付着します。このグルカンと食べカス、細菌などがかたまった物質が歯垢(プラーク)です。

 

プラークの中にひそむ細菌は歯の表面にバイオフィルムという膜を張り、酸をだして歯を溶かしていきます。

 

■歯質と虫歯の関係

 

◎歯質が弱いと虫歯になりやすい

 

歯質とは、歯の表面のエナメル質や歯の中心部分の象牙質など、歯を作っている成分を指します。歯質が弱い方(エナメル質が薄かったり不完全な結晶構造)は歯が溶けやすく、虫歯になりやすいです。

 

■虫歯のしくみ

 

◎歯は常に溶けている

 

食事をすると食べ物に含まれる酸や細菌が出す酸によってお口の中が酸性になり、歯が溶けます。「食事で歯が溶ける」と聞くとエッ!と驚かれる方もいるかもしれません。実は、人間の歯は食事をすることで常に溶けているのです。

 

溶ける、と言っても跡形もなく歯が消え去ってしまう訳ではなく、歯を作っているカルシウムやリン酸などの成分が酸によって少しずつ溶け出していきます。この現象を「脱灰(だっかい)」と呼びます。脱灰が虫歯のはじまりです。

 

◎脱灰から歯を守る再石灰化とは

 

「じゃあ、脱灰が続くと歯はいつか無くなってしまうの?」

 

脱灰だけがずっと続けばいつかは歯が無くなってしまいますね。しかし、人間には脱灰から歯を守る“救世主”が存在しています。それが「唾液」です。

 

お口の中で分泌される唾液にはカルシウムやリン酸が含まれており、溶けてしまった歯を修復するはたらきをもっています。これを「再石灰化(さいせっかいか)」と呼びます。

 

ほかにも、唾液には酸性にかたむいたお口の中を中性にもどしたり、悪い細菌を殺す作用もあります。唾液は、私たち人間の歯を常に守ってくれる“無くてはならない存在”なのです。

 

◎お口の中では日々、脱灰VS再石灰化の闘いが繰り広げられている

 

食事をすると脱灰によって歯が溶けます。それを唾液の力で再石灰化して修復します。また食事をすると脱灰が起き、再石灰化で修復し、、、お口の中ではこの「脱灰VS再石灰化」の闘いが日々、繰り広げられています。

 

お口の中が酸性の状態が長く続くと・・・やがて歯に穴が開き、虫歯になります。

お口の中を中性に近い状態に保ち続けると・・・酸から歯を守り、健康な歯が保たれます。

 

■虫歯を防ぐには

 

①砂糖の摂取量を減らす

 

虫歯のできやすさは「砂糖の摂取量の多さ」と言っても過言ではありません。砂糖を摂れば摂るほど、虫歯ができやすくなります。

 

砂糖をたくさん食べたり飲む方はそうでない方に比べて虫歯を発症する確率がグ~ンとはね上がります。砂糖をふくむ甘いお菓子や清涼飲料水はできるだけひかえるようにしましょう。

 

②食後の歯みがきをしっかり行う

 

虫歯をふせぐには、食後しっかり歯みがきをすることが大切です。

 

歯みがきをすると歯の表面のプラーク(歯垢およびバイオフィルム)が除去されます。きれいになった歯は唾液の作用がはたらきやすくなり、歯を修復する再石灰化が促進します。

 

③フッ素を活用する

 

フッ素には歯質を強化し、歯の再石灰化を促進させる作用があります。

 

フッ素がふくまれた歯みがき粉やフッ素入りマウスウォッシュを活用することで歯質が強化され、虫歯をふせぎやすくなります。歯科医院で行うフッ素塗布も虫歯予防に効果的です。

 

◎歯科医院で定期検診を受ける

 

虫歯予防は毎日の歯みがきが基本となります。しかし、ご自身で行う歯みがきだけではどうしても磨き残しがでてしまいます。歯石も一度付着すると自力で取ることはむずかしいです。

 

虫歯を未然に防ぐには、毎日のセルフケアと合わせて歯科医院で定期的に検診(お口のチェックとクリーニング)を受けることをおススメします。

 

虫歯予防のための3つ+1のポイント】

 

①砂糖の摂取量を減らす(甘いお菓子やジュースはできるだけ控える)

②食後しっかり歯みがきをする

③フッ素がふくまれた歯みがき粉やマウスウォッシュを使う

歯科医院で定期検診を受ける(お口のチェックとクリーニング)

 

虫歯をふせぐには「砂糖の摂取量を減らす」「毎日の歯みがきをしっかり行う」ことが大切です。加えて歯科医院で定期検診を受けることで虫歯や歯周病の早期発見・早期治療につながります。歯科で行うクリーニングには、歯みがきでは落としきれない汚れや歯石をとりのぞくことができる、というメリットもあります。

虫歯の治療・予防については、当院にご相談ください。

 

歯科医師  奥田幸祐

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