歯の豆知識を紹介しております。
こんにちは。衛生士のアツミです。
今回は姿勢と歯並びの関係についてお話させていただきます。
歯並びが悪くなる原因は、いろいろありますが、
実は、姿勢の悪さも歯並びに影響するのです。
姿勢が悪くなれば、歯並びも悪くなる。
歯並びが悪ければ、姿勢もわるくなるのです。
では、どういう姿勢がよくないのでしょうか。
●いすに座るときに両足をつけない!!
・・・足をブラブラさせたり、
足裏を床にきちんと着けずに横だけ接するようにしている
◎この姿勢だと、後方重心になり噛み合わせがおかしくなります。
口の前側を中心とした筋肉が衰え、
歯並びをコントロールできなくなるので、
出っ歯になったり歯並びが悪くなるのです。
●猫背
・・・背中が曲がって頭が前に出てしまっている
◎この姿勢だと、胸を拡げることが出来なくなり、
呼吸がしづらくなってしまい口呼吸を始めます。
口が開けっ放しになることで唇が前歯を押さえられなくなる、
舌が下がるなどの不正咬合の原因になります。
●かかと重心
・・・足の後方に加重して立ったり歩いたりしているくせ
◎この姿勢だと、全身のバランスを取るために、
膝が曲がりがちな姿勢になります。
その結果、猫背になり、顎が後ろに下がる原因になります。
このように、姿勢が悪いことによって、全身のバランスが崩れ、
噛み合わせが悪くなり肩凝りを引き起こしたり、
顎の成長の妨げになります。
口呼吸することによって口腔内の乾燥がおこるので、
食物残差や、プラークが流れなくなり、
虫歯になりやすくなります。
では、なぜ姿勢がわるくなってしまうのか......
癖や生活環境で姿勢が歪むのは、
重力に対して体は常にバランスを取ろうとすることから歪みがでます。
歪んだ姿勢で毎日生活していると、筋肉はアンバランスになっていきます。
筋肉の動きに偏りが出てくるので、関節の動きにも変化が出てきます。
そこから慢性的な悪い姿勢になるのです。
姿勢をよくするためには、
日常生活において自分の癖、生活環境を知り、
正しい姿勢を取るようにしていくことです。
意識する事も大事ですが、
体のバランスが崩れている事が考えられるので
ストレッチや軽い運動もしていただくといいです。
特に、成長期のお子様は口呼吸していることで、
顎のバランスが崩れてしまいます。
お子様の姿勢も一緒に気にしていただくといいですね。
姿勢を良くして、お口のトラブルを少なくしていきましょう!!
おくだ歯科では、矯正の無料相談をおこなっています。