歯の豆知識を紹介しております。
ドライマウスでは、唾液の分泌が減ってしまうことで口の中の乾燥による違和感、口臭や虫歯などの症状が現れます。
ご自身がドライマウスでないかと心配になった時、最初に受診するのは口腔外科のクリニックが適しています。歯科クリニックでもドライマウスの対応をしているところはありますが、事前に対応可能か問い合わせた上での受診が良いでしょう。
ドライマウスの診断は、問診と診察、そして唾液の分泌量を測定することで行います。シェーグレン症候群や、内服中の薬の副作用でもドライマウスの症状が出現しますので、それらの可能性がないかを確認する必要もあります。
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ドライマウスは、内服中の薬の副作用などのように、明確な原因がない限り根本的な治療が難しい病気の一つです。人工唾液と呼ばれるスプレー剤などで対症療法を行うことが治療の中心となります。
ご自身で心がけられることとしては、噛む回数を増やすこと、口呼吸になりがちな方は鼻呼吸にすること(肥満が口呼吸原因の場合はダイエットが有効です)、ストレスが強い生活になってしまっている時には、その改善を試みることなどがあります。
ドライマウスの原因の一つに、シェーグレン症候群という膠原病疾患があります。こちらはドライマウスだけでなくドライアイや、時として関節の痛み、発熱などが出現する病気です。もし心当たりがあるようであれば、総合病院のリウマチ科、膠原病科の受診をお勧めします。