おくだ歯科のスタッフブログです。
〈主訴〉
上顎左右1のすきっ歯が気になる
〈診断〉
右上6近心傾斜による右上E歯根吸収
上顎左右1正中離開を伴うAngleⅡ級症例
右上6の近心傾斜が原因で右上Eが歯根吸収をしてきていたため、リンガルアーチを固定源に右上6の萌出方向をコントロールしました。
次に、上下顎とも拡大床を用いて顎の幅径を拡げました。上顎左右1の正中離開は上唇小帯の高位付着も原因のひとつと考え、小帯切除後ワイヤーで上顎前歯部を並べ離開しているところも閉じました。臼歯部のAngleⅡ級はヘッドギアを用いてⅠ級関係にしました。
今回はⅠ級治療のみなので、多少の隙間やがたつきはありますが、正中離開も臼歯の噛み合わせも改善し、歯列は安定しています。希望があればここからⅡ級に移行し調整していきます。
期間 2年半
費用 40万(税込440,000)