このような症状はありませんか?
- 歯茎が赤く腫れている
- 歯磨きをすると歯茎から血が出る
- 歯が長くなったような気がする
- 歯茎が下がっている
- 歯と歯の隙間によくものが詰まる
- 朝起きた時、口の中が粘つく
- 歯茎がむずがゆい
- 毎日歯を磨いているのに口臭がする
- 歯がグラグラする
- 硬いものが噛みづらい
上記の症状で一つでもあてはまる場合は、歯周病の可能性があります。
早めに可児市にある歯科医院(歯医者)おくだ歯科・矯正歯科へ受診しましょう。
当院の歯周病治療の特徴
担当歯科医師・歯科衛生士と一緒に取り組む治療
歯周病治療の基本は、口腔内から歯垢(プラーク)や歯石などの汚れを取り除き、清潔な状態を保つことです。
当院では患者様ごとに担当の歯科医師・歯科衛生士がついて、お口の中が清潔な状態に保てるようにケアいたします。
毎回同じ歯科医師・歯科衛生士がケアを担当することで、その方のお口の状態やセルフケアの状況、ライフスタイルなどが詳しく把握できるようになるので、より良いケアに繋げることができます。また、継続的にお口の中を見ることで、ちょっとした変化にもすぐに気づくことができるようになり、歯周病の早期発見・早期治療に繋がります。
全身の健康を考えた歯周病治療
歯周病は歯を失うことに繋がる病気というだけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼすことが分かっています。具体的には、糖尿病や心筋梗塞などの全身疾患との深い関わりが指摘されています。また妊娠中の方が歯周病になると、早産・低体重児出産のリスクが高まります。
そのためお口の中だけでなく、全身の健康のことも考えながら歯周病を治療していくことが重要となります。
重度の歯周病治療にも対応
重度の歯周病になると、スケーリング・ルートプレーニングなどの基本的な治療だけでは改善させるのが難しい場合があります。そうした場合には、歯茎を切開して歯の根っこを露出させ、そこに付着した汚れを取り除くフラップオペ(フラップ手術)や、歯周ポケットの深さをコントロールする歯肉切開術などの外科的処置を行い、歯周病を改善していきます。
おくだ歯科・矯正歯科では重度の歯周病治療にも対応しておりますので、歯周病が進行してお困りの方も諦めずにご相談ください。
歯周病予防のための定期的なメンテナンス
歯周病を予防するためには、気になる症状がなくても歯科医院(歯医者)へ通院して、定期メンテナンスを受けることが大切です。ご自宅でのブラッシングなどのセルフケアだけでは落とし切れない汚れを取り除いて、口腔内を隅々まで清潔な状態にします。
また、3ヶ月に1回など定期的にお口の健康チェックを受けることで、歯周病が発生した場合でもすぐに発見できるので、早期治療に繋げられます。
歯周病とはどんな病気
歯周病とは、歯周病菌による炎症により、歯周組織(歯根膜、歯槽骨、歯肉、セメント質) が破壊される病気です。
日本人の成人の80%以上が歯周病になっていると言われています。
初期のころは、痛みもなく歯茎からの出血、口臭程度でほとんど自覚がありません。
ある程度悪化してから、嚙めない・腫れている・歯が動く・隙間ができた・歯並びが変わったなどで歯周病だと気づきます。
歯周病は放置してしまうと症状がどんどん進行して歯槽骨(歯を支える骨)が溶かされてしまい、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病は歯を失う最大の原因なのです。
歯周病菌とは
歯周病菌の原因菌は、図のピラミッドの3階層に区分され、上の階層に行くほど人 体に悪影響があります。
中でも最上階のレッドコンプレックスに含まれるP. g菌は、軟組織に侵入することが確認されており、歯周組織において強い病原性を有するとされています。
P. g菌は血液中の鉄分を好み、血液があると爆発的に増加することが知られています。
また、骨の破壊の進行にも大きく影響し、歯を支える土台にダメージを与えてしまいます。
歯周病と全身疾患
歯周病は、全身の様々な疾患にも影響を与えます。
特に糖尿病は密接な関係があり、免疫機能の低下や血流障害により、歯周病菌が繁殖しや すい環境を作ってしまいます。
歯周病が進行すると歯肉に炎症が起きます。
この際に出る物質(炎症性サイトカイン)が膵臓の働きを低下させ、インスリンの減少につながるため、糖尿病が進行します。
つまり歯周病が悪化すれば、糖尿病も悪化し、悪循環が起きるのです。
言い換えれば、歯周病の治療によって糖尿病が改善することもあります。
歯周病の治療は患者様の全身の健康にも役立ちます。
その他にも、歯周病菌が誤嚥により肺に入ると、誤嚥性肺炎になったり、歯周病菌が歯肉の炎症部位から血管内に侵入すると、心臓内膜や、粘膜弁に付着し、狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症などの疾患を引き起こします。
また、歯周病の炎症性サイトカインは子宮の収縮を促進し、低体重児出産や早産を引き起こします。
歯周病の進行別治療法
歯肉炎
治療方法
ご自宅での正しいブラッシングや、歯科医院(歯医者)でのクリーニングなど、歯に負担をかけずに治療することが可能です。
軽度歯周炎
治療方法
スケーラーと呼ばれる専用器具を使って、歯に付着した歯垢(プラーク)や歯石などの汚れを綺麗に取り除いていきます。
中等度歯周炎
治療方法
スケーリング・ルートプレーンニングにより歯垢(プラーク)や歯石などの汚れを取り除いて治療していきますが、歯周ポケットの奥深くに付着した汚れを除去するために、フラップオペ(フラップ手術)などの外科的処置が必要になるケースもあります。
また局所的な骨の欠損に対しては歯周組織再生療法が適応になることもあります。
重度歯周炎
治療方法
ここまで歯周病が進行してしまうと抜歯せざるを得ないケースも多く、抜歯後はブリッジ、入れ歯、インプラントなどで口腔内の機能を補います。
歯周病の治療法
スケーリング
歯磨きの際は、現状のブラッシングでどこが磨けていないのかを良く理解して頂いた上で、ご自分に合ったブラッシングの方法を学んでいただきます。
日頃のブラッシングによるプラークコントロールこそが歯周病治療の第一歩です。
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークが更に付着しやすいような構造をしており、歯に強固に付着しています。そして強い病原性を持っています。
スケーリングでは主に、超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除き、歯の表面をツルツルの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。
スケーリング・ルートプレーニング
(SRP)
(長期間、歯医者で歯石をとっていない場合)歯石が多くついている状態になると歯と歯ぐきの境目の溝が4-6mmと深い状態になってしまいます。この状態になると歯石が歯肉の中にまで付着してしまっているため、歯石を除去して歯の根元をきれいにするSRPという処置が必要になります。
この処置には麻酔(表面麻酔、局所麻酔)などを用いることもあります。
この処置によって、ポケットが深い状態を改善することができます。深いポケットを放置すれば、その部分の歯周病は進行してしまいますので、しっかり歯石を除去することが大切です。
また、このSRPから先の治療は、歯周病治療に関するトレーニングを積んだ歯科衛生士の協力が必要になってきます。
外科処置をしなくてもこの部分の治療がきちんとできていれば、歯の延命に繋げることができます。
フラップ手術
骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深いような箇所はスケーリングだけでは歯石を取り除く事が不可能です。このような場合は、フラップ手術(フラップオペ)といって、歯肉を開いて歯根を露出させ細かい部分まで歯石を取り除きます。歯茎を切開し骨から剥離させ、目に見える状態で歯石や感染した歯茎を取り除き、残った健康な部分を縫い合わせます。
歯周病によって破壊された骨は通常再生することはありませんが、フラップ手術(フラップオペ)に加えてコラーゲンなどの膜を貼り付けたり、エナメルマトリックスと呼ばれる特殊なたんぱく質を塗布することで、歯周組織の再生を促進させることができます。
再生療法
歯周病が進行すると歯周組織(歯の周りの骨と歯根膜)も破壊されます。
歯周組織の再生とは、この歯根膜組織と骨を再生する治療をいいます。
GTR法やエムドゲイン法を用いた方法、リグロス(線維芽細胞成長因子)を用いた方法が あり、これらは直接骨を作るのではなく、骨を作る細胞を誘導することにより、失った部分の骨の再生を促します。
歯周病にならないために
歯周病は、歯を失う一番の原因と言われており、自然治癒することのない病気です。
歯周病により大切な天然歯を失わないようにするには、早期に発見し正しく予防ケアをす ることが大切です。
初期には自覚症状がほとんど現れない歯周病は、どうしても治療開始が遅れがちになり、 遅れるほど治療期間は長くなります。
また重度の場合、歯周外科治療が必要になるなど大掛かりになります。
こうした事態を避けるためにも、症状がないうちから多治見市からも近い可児市のおくだ 歯科•矯正歯科へお越しいただき、歯周病の早期発見•予防をしましよう。